すでに皆さんご承知のように、民主党を中心とする野党が、衆議院選挙で300議席以上を獲得する大差で勝利し、麻生太郎首相の退陣が決定的な状況になりました。私が皆さんにお伝えしたいのは、まとめると以下のことです。
民主党を中心とする政権ができたとして、政権交代が自己目的してしまったら何の意味もありません。民主党が今まで法案提出したり、インデックスに入っている内容、たとえば、霞ヶ関官僚の天下りの全面禁止、刑事プロセスにおける取調べの可視化や代用監獄の廃止、選択的夫婦別姓、NPO税制などをとって、果たして本当にこれらの政策(日本の今まで100年以上の国と社会の形の変更を本質的に迫るもの)を、順番でもいいので4年間で実現していくか、きちんと監視していくことです。
日本は諸先進国の中で、いくつかの点で、大きく遅れています。はたして、日本社会が、国際的に名誉ある地位を築くことができるか、です。