『今こそ庶民版アクティビスト・ファンドの設立を!』(2008年7月15日)の記事において、 「海外の金持ちのお金である外国籍のファンド」という表現をしましたが、いくつか指摘を受けたので、コメントをしておきます。
チルドレンズ・インベストメント(TCI)は少なくとも数年前までエール大学の大学基金が運用対象にしていたことが公表されていますので、運用益が学部生の授業料免除の奨学金(あるいは日本人大学生の授業料免除や生活費補助の費用)に使われたりすることもあるでしょうから、その場合は経済的に必ずしも裕福でない人へも、恩恵が行き渡ることとなります。
最近は、日本の生命保険会社なども、海外の代替投資に投資を行っているので、例えば日本の保険会社が運用益を得ていたとすると、日本の保険契約者に恩恵があったということにもなります。
あくまで「海外の金持ちのお金である外国籍のファンド」というのは、一般に抱かれてしまっているイメージについて述べた表現(つまり実態を必ずしもあらわしていない)であることを、お断りしておきます。
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