昨日(1月20日)ワシントンDCでは、バラク・H・オバマ(Barack H Obama )大統領の就任式でした。これは歴史的な出来事です。
まず何よりも、オバマ大統領が黒人であること。アメリカでは50年前には、黒人と白人が同じバスに乗ることもままなかったのです。8年前でさえ、近いうちに黒人の大統領がアメリカで見られるとはそう簡単には予想できなかったと思います。 もちろんすでに申し上げた(「オバマを選べたのは、ブッシュ政権の貢献」2008年11月5日)ように、これはかなりの程度がブッシュ前大統領の貢献なのですが、
第二に、オバマのミドル・ネームのHについて、これはフセインのHです。イスラム系の名前なのです。バラクというのも、かなりイスラム色のする名前です。政治学者の小室直樹博士は以前、テロ戦争の唯一ともいえる解決策として、アメリカの大統領がイスラム教に改宗することをあげていました。フセインという名前の大統領があらわれたことは、アメリカ史において、それ相応の変化なのです。日本でいうと、蓮舫参議院議員(民主党)や、故新井将敬議員(自民党)やツルネン・マルテイ(Martti Turunen)参議院議員(民主党)が、そのままの民族的出自の名前で首相になるようなものです。
第三に、やはり政治意識の変化があります。今回は若年層が大挙して選挙に行ったのです。アメリカでは、日本と違って、まず選挙人名簿に登録しないと、投票もできないのですが、そこから着実に若年層がオバマ候補に投票したのです。投票率というのは重要で、日本でも、もし投票率70%ならば10年前に政権交代だったのですが。
アメリカ政治の自浄作用が一定あることの証拠であり、なによりも画期的です。もちろんオバマ大統領一人ですべてが解決できるほど、甘くないのですが。ハワイ生まれ、インドネシア育ちのアメリカ大統領に期待します。
おい東洋大出のアホと比べてやれよ。
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